XMonad.Doc.Configuring邦訳

前の記事で書いたとおり、xmonadのドキュメントを訳していきたいと思います。

Emacsのorg-modeでかいてるので見出しの先頭に"*"がついてますが気にしないでください。
はてなだと"*"で見出しに出来るんですね。しらなんだ。

あと、英語が大の苦手なので変なとこが多々あると思います。どんどん指摘して頂けたら嬉しいです。

できれば週一くらいのペースで更新していきたいなとは思ってますが、段々修論のプレッシャーがひどくなってきてるので更新が滞ったり途中で終わったりする可能性が高いので予めご了承ください。

XMonad.Doc.Configuring

http://xmonad.org/xmonad-docs/xmonad-contrib/XMonad-Doc-Configuring.html

Description

この文章は、基本的な xmonad の設定を行う方法を示したチュートリアルです。

xmonad-contrib ライブラリを用いたxmonad の拡張に関するより詳しい解説は、XMonad.Doc.Extendingを参照してください。

Synopsis
Configuring xmonad

xmonadHaskellファイル
~/.xmonad/xmonad.hs
を作成し、これを編集することで設定することができます。

もしこのファイルがない場合は、xmonadはデフォルトの設定を使用します。このファイルは任意のHaskellのコードを含むことができます。つまり、非常に柔軟な設定をすることができます。

すべてのデフォルトの設定を列挙している複雑なtemplate.hs(man/xmonad.hs)ファイルは、参考のために未だに配布されています。しかし、自分で設定を変更したい場合はこのtemplate.hsのスタイルの設定はおすすめできません。xmonad.hsをまとめる(organize)のにtop-levelの定義を使うのはいいのですが、可能な限りデフォルトの定義をそのまま使うのは避けたほうが良いです。

A simple example

以下のコードは、デフォルトのxmonadの設定をつかい、境界線の幅と色、デフォルトのターミナルを置き換える為の基本的な例です。

--
-- An example, simple ~/.xmonad/xmonad.hs file.
-- It overrides a few basic settings, reusing all the other defaults.
--

import XMonad

main = xmonad $ defaultConfig
    { borderWidth        = 2
    , terminal           = "urxvt"
    , normalBorderColor  = "#cccccc"
    , focusedBorderColor = "#cd8b00" }

これは、引数として渡された設定を用いてxmonadウィンドウマネージャを起動します。

このような("record update syntax"を用いた)設定の上書きにより、デフォルトと異なる値のみを記述すればいいので、設定ファイルが短くてすみます。

別の方法として、テンプレートのxmonad.hsファイル(もしxmonadのソースを持っているなら、manディレクトリ下に、そうでなければ、http://haskell.org/haskellwiki/Xmonad/Config_archivexmonad wikiにあります)を~/.xmonad/ディレクトリにコピーする方法があります。このテンプレートファイルはすべてのデフォルトの設定が記述されているので、単純に変更したい部分を変更することで設定することができます。

上記の例でどのようなフィールドをカスタマイズ可能なのかは、XMonad.Core.XConfigデータ構造を見ることで調べることができます([http://xmonad.org/xmonad-docs/xmonad-contrib/XMonad-Core.html[XMonad.Core]])。

Checking wheter your xmonad.hs is correct

設定変更後、それが文法的に、そして型が正しいのかを確かめるというのはいいアイデアです。これは以下のコマンドで簡単に実行できます。

$ xmonad --recompile

もしなんの出力もなければ、xmonad.hsにエラーがないことを表しています。もしエラーがあった場合、それらがコンソールに表示されます。その部分を修正し、再び上記コマンドを試してみてください。

しかしながら、このステップを飛ばして、xmonad.hsにエラーがあるままxmonadを再起動したとしても、一巻の終わりというわけではありません。xmonadはエラーを記述したウィンドウを表示し、以前の設定を使用します。

Loading your configuration

新たな設定を使用するためには、mod-qを入力してください。(デフォルトではmodキーはAltに設定されていますが、例えばWindowsキーなどに変更することもできます) xmonadxmonad.hsファイルをコンパイルしこれを使用しようと試みます。もしこれらがうまく行けば、xmonadはすべてのウィンドウやレイアウトに手を加えずに新たな設定でシームレスに再起動されます。(もしレイアウトに関する設定を変更した場合は、xmonadの再起動の後にmod-shift-spaceでレイアウトの再配置を行なってください)。もしなにか問題があれば、以前の設定が用いられます。これらは、xmonadが起動された環境の$PATHにGHCxmonadが存在していることが前提です。